檜原神社(ひばらじんじゃ)は大神神社の摂社です。
檜原神社は天照大御神を、末社の豊鍬入姫宮(向かって左の建物)は崇神天皇の皇女、豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)をお祀りしています。
大神神社摂社の狭井神社から山の辺の道を経由して、檜原神社へ行くことができます。
歩いて20分程です。
山の辺の道の風景と共にご紹介したいと思います。
山の辺の道の風景
狭井神社前にあります、末社市杵嶋姫神社(いちきしまひめじんじゃ)
御祭神は市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
市杵嶋姫神社の横を通って檜原神社へ向かいます。
日本最古の道と言われている「山の辺の道」。
古代の人に思いを馳せながら歩きます。
山の辺の道花もり
わらび餅を頂きました。
大神神社末社 貴船神社
玄賓庵
昔も今もこの風景は変わらないのかな?
歩くこと約20分程で檜原神社に到着です。
檜原神社境内
『日本書紀』によりますと、崇神天皇の時代、国内情勢が不安になった際、天皇はその原因が天照大御神(のちの伊勢神宮祭神)・倭大国魂神(のちの大和神社祭神)の2神を居所に祀ったことにあると考ました。
そこで天照大御神は崇神天皇の皇女である豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)につけて倭の笠縫邑(かさぬいのむら)に祀らせ、臨時に神を迎えるための地とされました。
この「倭の笠縫邑」というのが、この檜原神社ではないかと言われています。
その後、豊鍬入姫命の跡を継いだ倭姫命(やまとひめのみこと)が伊勢の地で天照大御神を祀る最初の皇女となります。
天照大御神は豊鍬入姫命と共に宮中を出て、およそ90年をかけて伊勢神宮に遷座されました。
倭姫命が伊勢神宮を創建するまでに天照大御神の神体である八咫鏡(やたのかがみ)を順次奉斎した場所を「元伊勢」と言います。
この檜原神社も「元伊勢」と言われています。
翌年(平成28年)、再度参拝すると、三ツ鳥居が新しくなっていました。
調べてみますと、式年遷宮(平成25年)を終えた伊勢神宮から平成27年3月、別宮・倭姫宮(やまとひめのみや)の参道鳥居に使われていた古材を譲り受け、同年11月に建て直されました。
以前の三ツ鳥居は昭和40年に建てられたものだったそうです。
この鳥居の正面から二上山が見えます。
この鳥居から二上山に沈む夕日がとても美しく、夕暮れ時はカメラを構える人達で賑わいます。
檜原神社前の「桧原御休処」で休憩。
こちらのお店、TV番組「おとな旅あるき旅」で三田村邦彦さんが訪れていらっしゃいました。
時の流れを忘れてしまいそうになる、静かな趣のあるお茶屋さんです。
お食事もできます。
動画
(2020年12月撮影)
御朱印
アクセス
【所在地】奈良県桜井市大字三輪字檜原
【御朱印】あり
【駐車場】無料駐車場あり
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