全興寺（せんこうじ）は、大阪市平野区にある高野山真言宗のお寺です。
ご本尊は薬師如来で、平野薬師とも呼ばれています。
創建は飛鳥時代、聖徳太子が当時野原だったこの地域に仏堂を建て、薬師如来像を安置したのが起源とされています。
全興寺は地獄から極楽への体験ができるテーマパークのような楽しいお寺さんです。
楽しいアトラクション？が満載で、時間を忘れて長居してしまいました（笑）
見どころは、やはり、、、閻魔さまに逢えるちょっと怖い地獄堂でしょうか。
閻魔さまが出てくる地獄堂では、音と映像で地獄を体験することができますよ。
それでは、地獄から極楽へと巡ることができる全興寺へと参りましょう。
境内
平野本町通商店街を歩いていると、突如と現れる全興寺さん。
「ウソをつくと舌をぬくぞ」っという看板がちょっと怖い('◇')ゞ
まずは境内図からご紹介～♪
中に入ると、どこから行ったらいいのか解らなかったので・・('◇')ゞ
まずは、本堂へご挨拶です
ご本尊は薬師如来さま。
薬師如来さまは秘仏のため、1月8日と中秋の十五夜にのみ開帳されるそうです。
本堂下には「幸村ゆかり首の地蔵尊」という案内版
大阪夏の陣で、真田幸村が地蔵堂に地雷を仕掛け、徳川家康の爆殺を図りましたが、家康はたまたま小用を催し、堂外に出た時に地雷が爆発したため、命拾いしたそうです。
この時の地雷の爆発によって地蔵尊の首から上が吹飛ばされ、全興寺まで飛んできたとか。
本堂には首から上の地蔵尊がお祀りされています（毎年8月23・24日御開帳）。
楠の下には江戸時代の道標
「右 さ山 高野山 すぐ信貴山道」と彫られています。
裏には「左 ふじ井寺 道明ぢ 大峯山上・・」と読めるかな？
ささっ♪
地獄堂の入り口に到着しました！
まずは、あなたは極楽行くのか？地獄へ行くのか？チェックを受けます。
チェックの結果、私は極楽行きだったのですが、、、。
閻魔さまに「本当か？」っと疑われてしまいました（笑）））
やはり、、ズルをすると見破られる？笑
地獄堂に入るには、社務所で「地獄通行手形（100円）」を購入します。
この地獄通行手形は一生使えるそうです。
再訪の時は忘れずに～♪
地獄堂に入ることができるのは1組だけ。
赤いランプがついていると誰かが入っているので、ランプが消えているのを確認してから、通行手形のQRコードをかざして入ります。
中に入ってドラを叩くと・・・！！
閻魔さまが登場～！
そして、怖い地獄の世界が6分間始まります！
ひぇぇ～～～～～！
これは、、、小さな子供が入ると泣くかも。。(´；ω；`)ｳｯ…
地獄堂を出た後は、地獄の釜の音が聞こえる石に頭を入れて・・
賽の河原で石を積んで・・
仏さまと赤い糸で縁結びをして♪
手清石を回してほとけのくにへ♪
「ほとけのくに」の入り口
「ほとけのくに」へ行くまでの道中の手すりには、四国八十八ヶ所霊場のお砂が入っています。
最後にお不動さまにご挨拶をして、地獄から極楽への体験コースは終了です。
この後、プチ写経や写仏体験をすることもできます。
地獄から極楽への体験をした後は、ぶらりと境内を散策しました♪
西国三十三ヶ所石仏
子安地藏尊
わんにゃん堂
北向き地蔵堂
地蔵堂の前には「幸せくるくる」？
おそらく、石をくるくる回すと幸せがやってくるのかと・・笑
こちらは「おさすり」？
元の形が不明ですが、みなさんに「おさすり」されて、随分と形がなくなってきていました('◇')ゞ
私もおさすり・・してきましたが、どんなご利益を頂けるのかは不明（笑））
小さな駄菓子屋さん博物館
住職さんが小さい頃、駄菓子屋で集めた数百点のコレクションを展示しています。
平野の音博物館
だんじり祭りの音や廃線になった路面電車の音、定食屋の音や昔話など、平野にまつわる様々な音を受話器を通じて聴くことができます。
音博物館は全興寺以外に大念仏寺にも設置されているそう。
また訪れたくなるとても楽しいお寺さんでした。
「鬼ハンター」というスマホゲームのアトラクション？もあったのですが、今回は参加せず。
次回は友人を誘って行きたいな♪
御朱印
おおさか十三佛霊場の御朱印を頂きました。
アクセス
【所在地】大阪市平野区平野本町4-12-21
【札所等】おおさか十三仏霊場第7番、摂津国八十八箇所第39番
【駐車場】あり
【交通アクセス】・JR平野駅南口より徒歩約12分・大阪メトロ平野駅4番出口より徒歩約12分・大阪シティバス平野東2丁目バス停より徒歩約3分
大阪府で頂いた御朱印まとめ～神社編～
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