陶荒田神社(すえあらたじんじゃ)は、大阪府堺市中区上之に鎮座しています。
和泉国大鳥郡の式内社。
御祭神は高魂命(たかみむすびのみこと)、劔根命(つるぎねのみこと)、八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)、菅原道真公(すがわらみちざねこう)。
第十代崇神天皇の7年に、素盞鳴命(すさのおのみこと)十世の孫、太田田根子命(おおたたねこのみこと)がこの陶邑(すえむら)に社を建てたと伝えられています。(陶荒田神社の表記に従い「太田田根子」と記載します。)
太田田根子命の子孫の荒田直が祖先神をお祀りし、その後、地名の陶(すえ)と人名の荒田(あらた)から「陶荒田神社」と呼ばれるようになりました。
須恵器(日本の陶器の祖)の発祥地に鎮座されていることから、別名、陶器大宮とも呼ばれています。
境内はとても清々しい空気が流れていました。
それでは、陶荒田神社へと参りましょう。
境内
御由緒
主祭神は高魂命(たかみむすびのみこと)、八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)、菅原道真公(すがわらみちざねこう)で、境内末社には山田社・弁財天社・戎社・太田社・老松社をあわせ祀っています。
当社の由緒によると、第十代崇神天皇の7年に、素盞鳴命(すさのおのみこと)十世の孫、太田田根子(おおたたねこ)がこの陶邑(すえむら)に社を建てたと伝えられています。
主祭神の高魂命五世の孫劔根命(つるぎねのみこと)の子孫にあたる荒田直(あらたのあたい)が当社の祭祀を行っていたため、地名の陶(すえ)と人名の荒田(あらた)をとって陶荒田(すえあらた)と名づけられました。
この辺りは、陶土と薪に恵まれ須恵器(すえき)の生産が盛んに行われていました。泉北ニュータウンを中心として築かれた窯は約千基とも言われ、当社の近くには多くの窯跡が残っていましたが、今では一部を残すのみとなりました。
当社は平安時代の延喜式に記載され(延喜式内社)、この地方の産土神(うぶすながみ)として崇拝されています。
手水舎
注連柱の石柱には屋根があります。
拝殿
御祭神は高魂命、劔根命、八重事代主命、菅原道真公。
弁財天社
御祭神は子授け弁天の市杵嶋姫命。
子授けの授与を願って他府県からのお参りの方も多いそうです。
戎社
御祭神は八重事代主命。
商売繁盛・家内安全の神威を戴く「陶器の里のえべっさん」として親しまれています。
太田社
御祭神は陶荒田神社を創建された太田田根子。
三輪山の大神主となられた太田田根子は、大神神社の摂社・大直禰子神社にも祀られています。
玉の緒社
御祭神は天御中主命。
山田社
御祭神は活玉依姫命。
安産福寿のご利益があります。
老松社
御祭神は不詳ですが、歯の神様としておまつりされています。
戎社の裏手に「クロガネモチの木」があります。
石柱には「堺市指定保存樹木」と記されています。
泉北高速鉄道沿線神社巡り
境内で「泉北高速鉄道沿線神社巡り」のポスターを発見!
「泉北高速鉄道を利用して参加神社に参拝し、オリジナル御朱印用紙にて御朱印をいただく」という企画で、抽選でオリジナルグッズがもらえるようです。
参加神社は、野々宮神社、蜂田神社、陶荒田神社、多治速比売神社、櫻井神社、美多彌神社、(池田)春日神社、(春木)春日神社。
詳しくは泉北高速鉄道沿線神社巡りからご覧下さい。
御朱印
参拝動画
アクセス
【所在地】大阪府堺市中区上之1215
【お手洗い】あり。
【駐車場】あり。
【交通アクセス】泉北高速鉄道「泉ケ丘駅」下車、徒歩約20分、または「深井駅」下車、南海バス「あみだ池」行き「上之」バス停下車、徒歩約2分。
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