関西の寺社めぐり

三光神社(大阪市) 真田幸村ゆかりの神社で癒しと歴史を感じる旅【御朱印】

三光神社(さんこうじんじゃ)は、大阪市天王寺区玉造本町に鎮座しています。

反正天皇の時代に創建されたと伝えられる由緒ある神社で、太陽・月・星の三つの光を象徴する神々、天照大神・月読尊・素戔嗚尊を祀っています。

また、三光神社は真田幸村ゆかりの地としても知られています。

境内には、幸村が大坂城へ通じるために掘ったとされる「真田の抜け穴」や、勇ましい幸村像があり、歴史ロマンを感じずにはいられません。

さらに、大阪七福神の一柱「寿老人」も祀られており、長寿や健康を願う参拝者に親しまれています。

訪れたのは紫陽花が咲く頃。

境内に足を踏み入れた瞬間、ふと時間がゆっくり流れ始めたような感覚に包まれました。

それでは、三光神社へと参りましょう。

 

 

 

三光神社の歴史とご祭神

 

玉造の街角にひっそりと立つ案内板

三光神社はすぐそこです♪

 

 

反正天皇の時代に創建された由緒ある神社

 

大阪市天王寺区玉造本町に鎮座する三光神社は、反正天皇の時代(5世紀頃)に創建されたと伝えられる、非常に古い歴史を持つ神社です。

 

 

三柱の神々がもたらす自然の光

 

その名の由来は「三つの光」太陽・月・星にちなんでおり、境内にはそれぞれを象徴する神々が祀られています。

主祭神は以下の三柱

・天照大神(あまてらすおおみかみ):太陽を司る神で、日本神話の最高神。光と生命の源として、私たちの暮らしを照らしてくれる存在です。

・月読尊(つくよみのみこと):月を司る神。静けさや内省、夜の安らぎを象徴し、心を落ち着かせてくれる力を持つとされています。

・ 素戔嗚尊(すさのおのみこと):星を象徴する神で、荒ぶる力と浄化の力を併せ持つ存在。困難を乗り越える勇気を授けてくれる神としても知られています。

 

この三柱の神々が祀られていることで、三光神社は「自然の光に守られる場所」として、古くから人々の信仰を集めてきました。

境内に立つと、木漏れ日が優しく差し込み、まるで神々の光に包まれているような感覚になります。

 

 

大阪七福神「寿老人」に長寿を願う

 

また、三光神社は七福神の一柱「寿老人(じゅろうじん)」も祀られていて、長寿や健康を願う参拝者にも親しまれています。

 

大阪七福神めぐりとは、大阪市内に点在する7つの寺社を巡り、それぞれに祀られた七福神にお参りすることで、福運を授かるとされる伝統的な巡礼コース

徒歩で回れる距離にあるため、街歩きと開運祈願を同時に楽しめるのが魅力です。

御朱印や色紙を集める楽しみもあり、近年は女性のひとり旅にも人気です。

私も三光神社で色紙を購入し、大阪七福神めぐりを始めました。

 

 

真田幸村と三光神社のつながり

 

三光神社が多くの人々の心を惹きつける理由のひとつに、「真田幸村ゆかりの地」であるという歴史的背景があります。

戦国時代の名将・真田幸村(本名:真田信繁)は、大坂の陣で徳川軍を相手に奮闘したことで知られ、「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と称された人物です。

 

 

伝説の「真田の抜け穴」に触れる

 

この神社の境内には、幸村が大坂城へ通じるために掘ったとされる「真田の抜け穴」が残されています。

玉造口から大坂城へと続くこの地下道は、実際にその入り口が今も見ることができます。

抜け穴の前に立つと、まるで時代を超えて幸村の息遣いが聞こえてくるような気がして、胸が高鳴りました。

11月第一日曜日は「真田祭り」で、普段は鍵がかかっていて、鉄格子を通してしか見る事が出来ない「真田の抜け穴」の1年に1度の開放の日となっています。

 

 

幸村像が語りかける静かな勇気

 

さらに境内には、甲冑姿の真田幸村像が凛々しく立っています。

その姿は、戦いに挑む覚悟と誇りを感じさせ、訪れる人々に静かな勇気を与えてくれます。

三光神社は、ただ歴史を語る場所ではなく、私たち自身の「生き方」を見つめ直すきっかけをくれる場所なのかもしれません。

真田幸村の足跡に触れることで、自分の中に眠っていた強さや希望が、そっと目を覚ましたような気がしました。

 

 

 

癒しの境内散歩と季節の魅力

 

三光神社の境内は、決して広大ではありませんが、その分、ひとつひとつの風景に心が留まります。

玉造の街中にありながら、鳥居をくぐった瞬間、外の喧騒がすっと遠のき、静けさに包まれる感覚がありました。

三光神社の境内は、春には桜、秋には紅葉と、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

 

 

あじさいの季節に包まれる静けさ

 

私が訪れたのは、梅雨の合間に晴れ間がのぞいた、あじさいの季節でした。

境内の片隅に咲くあじさいは、華やかさというよりも、静かな存在感を放っていました。

淡い青や紫、ピンクのあじさいがしっとりと咲いている姿は、とても印象的でした。

 

 

まとめ|癒しと気づきに満ちた神社巡り

 

三光神社で感じたのは、歴史の重みと、神々のやさしさ。

真田幸村の足跡に触れ、あじさいの静かな美しさに癒され、寿老人に長寿を願う。

そのすべてが、私の心をそっと整えてくれました。

大阪七福神めぐりは、福を求める旅であると同時に、「自分を大切にする旅」でもあります。

人生の節目に、ふと立ち止まりたくなったとき。

心が少し疲れてしまったとき。

そんなときこそ、神社巡りはそっと背中を押してくれるのかもしれません。

このブログが、あなたの癒しのきっかけになりますように。

そして、あなた自身の祈りの道が、穏やかに続いていきますように。

 

 

御朱印

 

大阪メトロで行く六十六花御朱印巡りの花御朱印を拝受しました。

 

 

アクセス

 

【所在地】大阪市天王寺区玉造本町14番90号

【交通アクセス】JR環状線「玉造駅」から徒歩5分・大阪メトロ長堀鶴見緑地線「玉造駅」2番出口から徒歩2分

 

三光神社公式サイト

 

 

大阪府で頂いた御朱印まとめ~神社編~

 

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