極楽寺(ごくらくじ)は、大阪府河内長野市にある融通念仏宗のお寺です。
山号は錦渓山(きんけいざん)。
ご本尊は阿弥陀如来坐像。
聖徳太子が推古天皇の病気平癒を願って、杉の根元に湧く霊水を汲んで差し上げると、たちまち平癒したので、太子が薬師如来を刻んで本尊としたのが極楽寺のはじまりとされています。
当時は「温泉寺」と呼ばれていました。
その後一時衰退しましたが、元享元年(1321年)に融通念佛宗の法明上人によって再興され、現在は阿弥陀如来をご本尊としています。
大空と山を背に静かに鎮座されている大きな大仏さまは、「河内大仏」と呼ばれています。
それでは、極楽寺へと参りましょう。
境内
山門
山門をくぐって中に入りますと、大きな大仏さまが目に飛び込んできました♪
きれいな紫陽花も咲いていました♪
鐘楼
本堂
本堂は1658年に建立されましたが、その後老朽化。
現在の本堂は1812年に再建されました。
ご本尊は阿弥陀如来坐像(江戸時代初期)。
聖徳太子が薬師如来を刻んでご本尊としたのが極楽寺のはじまりとされていますが、元享元年(1321年)に融通念仏宗の法明上人によって再興され、現在は阿弥陀如来をご本尊としています。
融通念仏宗の総本山は「大念佛寺」です。
大阪で一番大きな木造建築です。
扁額「極楽寺」の下にある彫刻がとても素晴らしいです。
「すごいな~!」っと思って見上げていたら、何か視線を感じます。
視線を感じる方を見てみると・・・!
あらっ!ビックリ!!
猫ちゃんがジィ~ッと私を見てました(笑))
薬師堂
五ノ木稲荷大明神
河内大仏
この大仏は摂河泉(せっかせん)が日本文化発祥の地であることから、昭和53年、篤敬三宝と日本民族の精神を象徴し生きる力と喜びを託して発願され、昭和59年秋完成しました。
摂河泉とは、摂津と河内と和泉のこと。
写真では大きさをお伝えしきれていないかと思うのですが、下から見上げますとかなり大きいです。
奈良の大佛から河内の大佛さんへのメッセージ
大きくなりたいと願い大きくなれよと励まされる。人の世の励みと喜び、でも人の世は逆に流されるのか、年毎に小さくなってゆく。
フト翻えってみる。大きいとは、と。この小さい私が無限の支えに抱かれていると気づく、大きな懐に抱かれていると思い返えした瞬間、安ぎと、感謝の思いが湧いて出る。
この時、ここに大佛さんがお姿を見せて下さる。南河内の錦渓山に、又、大佛さんが誕生して下さると聞き、喜びがこみあげてくる。大佛さんを仰ぐだけで人のこころが明るくほほえましくなる。
-奈良の大佛から河内の大佛さんへー
昭和五十四年正月元旦
貳百八世 東大寺別当 公照 記(原文まま)
貳百八世東大寺別当について調べてみますと、東大寺207世・208世別当を2期務められた清水公照さんという方がおられました。
清水公照さんは大仏殿昭和大修理を成し遂げた方で、書画、陶芸など作品制作もされていたようです。
陶土で手びねりで作った羅漢や不動、観音像などの陶芸作品は「泥仏(どろぼとけ)」と言われ、30年以上かけて全国の窯元を訪ね、10,000体を超える泥仏を制作されました。
別当退任後は、東大寺宝厳院長老となられ、宝厳院の庭にはユニークな彫刻類が置かれているようです。
東大寺宝厳院・・行ってみたくなりました♪
極楽寺で東大寺大仏さまからのメッセージを読んで、心が温かくなりました。
そして、、東大寺宝厳院へ行ってみたくなった・・・というのも、大仏さまが繋げて下さったご縁かな♪笑
かわいい鳥も飛んできましたよ♪
高野街道の町並みを一望できる高台にある極楽寺。
緑豊かで、鳥のさえずりが聞こえ、とても気持ちの良いお寺でした。
動画
動画撮影してきました♪
御朱印
アクセス
【所在地】河内長野市古野町12-1
【電話】0721-52-2119
【駐車場】あり。境内に駐車可。隣接している錦渓幼稚園の駐車場も利用可。
【交通アクセス】南海高野線河内長野駅から徒歩7分。
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