恩智神社(おんぢじんじゃ)は大阪府八尾市に鎮座されています。
式内社で、河内国二宮。
創建は大和時代の雄略年間(470年頃)と伝えられ、河内の国の御守護のためにお祀りされた神社で、国内でも有数の古社と伝えられています。
それでは恩智神社へと参りましょう。
歴史
奈良時代(天平宝字)、藤原氏により祖神の天児屋根命を香取神宮から勧請して再建されました。
天児屋根命はその後、枚岡神社を経て春日大社に祀られるようになったことから、恩智神社は「元春日」と呼ばれています。
社殿は、当初、天王森(現頓宮)に建立されていましたが、建武年間に恩地左近公が恩智城築城の折、社殿より上方にあるのは不敬として現在の地、恩智山上に奉遷され現在に至っています。
近鉄恩智駅と国道170号(旧道=東高野街道)の中間ほどの場所に頓宮はあります。
131段の石段を登って恩智神社へと向かいます。
参道途中に、かつては恩智神社の神宮寺であった神宮寺感應院があります。
境内
まずは境内案内図をご紹介♪
手水舎
拝殿
御祭神
大御食津彦大神(おおみけつひこおおかみ)
大御食津姫大神(おおみけつひめおおかみ・伊勢神宮外宮豊受姫大神異名同神)
天児屋根命(あめのこやねのみこと・摂社・元春日)
御神徳(ご利益功徳)
人々のあらゆる罪穢れや災いを祓い清め、豊かで幸せな生活を守護する神様。
神兎(なでうさぎ)
神龍(しんりゅう)
本殿
当初は天児屋根命を祀っていましたが、後になって枚岡神社に遷座し、現在の祭神を祀ることになります。
本殿には大御食津彦命・大御食津姫命、天川神社春日辺大明神が祀られています。
大御食津彦命は天児屋根命の五世代の孫、大御食津姫命は伊勢神宮外宮に祀られる豊受姫大神の別名であるとされています。
摂社・春日神社
御祭神:天児屋根命
奈良時代に藤原氏により祖神の天児屋根命を香取神宮から勧請して再建されました。
天児屋根命はその後、枚岡神社を経て春日大社に祀られるようになったことから、恩智神社は「元春日」と呼ばれています。
六社
右手奥から
天照大神社 祭神 天照大御神
玉祖神社 祭神 櫛明玉命
蛭子神社 祭神 事代主命
熊野神社 祭神 熊野櫲樟日命
安閑神社 祭神 安閑天皇
住吉神社 祭神 住吉大明神
八大龍王
閼伽井戸(あかいど)
弘仁年間(810年頃) 、空海(弘法大師)が恩智神社に参詣した折、峡谷の岩底に錫杖を突き立てたときに霊水が湧き出したと伝わっています。
また、天候を予知する清水として知られ、雨の降る前になると赤茶色の濁水が流れ出るといわれている不思議な井戸なのだそうです。
駐車場からの眺望
御朱印帳
御朱印
夏詣御朱印
動画
(2021年7月撮影)
アクセス
【所在地】大阪府八尾市恩智中町5丁目10番地
【御朱印】あり。オリジナル御朱印帳あり。
【駐車場】参拝者無料駐車場あり。
【アクセス】近鉄大阪線 恩智駅下車 東へ徒歩約20分。
恩智神社 公式サイト
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