奈良県葛城市にある當麻寺(たいまでら・当麻寺)へ紅葉を見に行ってきました。
當麻寺の中之坊・宗胤院に続き、今回訪れたのは當麻寺の塔頭のひとつである奥院(おくいん)。
當麻寺奥院は中将姫の伝説で知られる當麻曼陀羅と同じ製法で制作された「綴織當麻曼陀羅」を有する、奈良県有数の浄土信仰を体現するお寺です。
當麻寺奥院の紅葉はとても美しく、浄土庭園も見ごたえありで、とても素晴らしかったです。
それでは、紅葉が美しい當麻寺奥院へと参りましょう。
今回は當麻寺の仁王門からではなく、奥院専用の入口からおじゃましました。
さてさて、ここで當麻寺の全体的な位置関係をご紹介♪
當麻寺広いですね~!
赤〇印の所が奥院です。
當麻寺は浄土宗と真言宗という異なる宗派によって護持される全国でも珍しいお寺なのです。
目次
境内
奥院境内図
手水舎
本堂(重文・桃山時代)
當麻寺最大の塔頭である奥院は、浄土宗総本山知恩院(京都市東山区)の「奥之院」として応安3年(西暦1370年)に建立されました。
奥院建立の際に京都の知恩院からもたらされた円光大師法然上人坐像を本尊としています。
祖師の姿を本尊としているので御影堂(みえいどう)とも呼ばれています。
阿弥陀堂(江戸時代)
本堂の隣にある阿弥陀堂。御本尊は阿弥陀仏。
阿弥陀堂には多くの人々が往生極楽を願い納骨されています。
寺務所の隣にあった紅葉がとても綺麗でした。
奥院からは當麻寺の東塔と西塔が一望です。
楼門(重文)
浄土庭園
楼門(重要文化財)から西へ進むと、紅葉が美しい浄土庭園があります。
ワクワクします♪
「十月桜」が咲いていました。
思わず声をあげてしまうほどの美しい庭園です。
浄土庭園の巨石は「太閤石」という石です。
昔、豊臣秀吉公が大阪城を築城するにあたり西国から巨石を集めた言われています。
浄土庭園の石はその産地の一つ、湯布院から運ばれたものです。
石彫「くりから龍」
阿弥陀如来像
とても優しそうなお顔です。
阿弥陀仏石像の地下には、奥院に納められた遺骨が納められています。
宝が池
十三重石塔
當麻寺側からの入口
私は直接奥院の門から入りましたが、當麻寺の中から奥院に入ることもできます。
動画
2020年・2021年に再訪しました。
(2020年11月撮影)
(2021年11月撮影)
當麻寺奥院のオリジナル御朱印帳
とても美しい御朱印帳です。
當麻寺奥院の御朱印帳は紙質もよく裏写りしないので人気です。
御朱印
法然上人の御朱印
法然上人の御遺跡を巡る「法然上人二十五霊場巡礼」の第九番札所です。
襖絵「花鳥浄土」の限定御朱印
訪れた日は、上村淳之先生作の襖絵「花鳥浄土」、重要文化財「大方丈」や通常非公開の庭園が公開されていましたので、記念御朱印を拝受しました。
拝観時間・拝観料
【拝観時間】 9時~17時。
【拝観料】大人500円(宝物館入場料含む)・子ども250円。
アクセス
近鉄南大阪線 当麻寺駅下車 700m。
駐車場
奥院専用駐車場があります(参拝者無料)。
奥院専用駐車場への行き方は奥院公式サイトよりご覧下さい。
當麻寺仁王門前には、當麻寺の駐車場もあります(有料)。
【所在地】奈良県葛城市當麻1263
【御朱印】あり。
【札所等】法然上人第九番霊場・西山国師十四番霊場。
當麻寺記事
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