おふさ観音(おふさかんのん)は、奈良県橿原市にある寺院です。
おふさ観音というのは通称名で、正式名称は高野山真言宗別格本山 十無量山 観音寺と言い、天明年間(1781~89)、妙円尼の創建と伝えられています。
境内ではたくさんのバラが育てられ、「バラのお寺」として知られています。
7月1日~ 8月31日までは、風鈴まつりが開かれていて境内の中は風鈴一色となります。
では、風鈴まつりが開催されているおふさ観音へご案内しましょう。
駐車場
おふさ観音駐車場
ここから先の道が狭いので、第二駐車場に車をとめて歩きました。
おふさ観音まで150m程です。
見えてきました♪ おふさ観音に到着です。
この辺りまで来ますと、風鈴の音が聞こえてきます。
わくわくしてきます♪
境内
山門
境内に入りますと、風鈴がいっぱいです。
風が吹くと、風鈴が一斉に鳴り、音がすごいです(笑)
境内には約2000個もの全国各地の風鈴が飾られています。
そもそも風鈴を飾る風習は、鐘の音が魔を祓い、厄を祓うという仏教思想から生まれたものだとか。
たくさんの風鈴の音色で厄祓いをして頂けるなんて、有難いですね。
ご本尊は十一面観音像。
こちらの十一面観音像は空海作と伝えられ、もと比叡山の観音院のご本尊だったものであるそうです。
織田信長が比叡山焼討した時に住僧覚澄が持ち出して、橿原市下八釣町に遷したと伝えらられています。
癪(しゃく)に悩む人のために覚澄がこの観音に祈念したところ痛みが治まったことから、癪の観音と称ばれています。
本堂の前には、上から吊り下げられたすごい数の風鈴が!
風鈴販売
本堂前では、風鈴も販売されていました。
こちらの風鈴は、厄除けご祈祷されています。
恵比須尊天社
大和七福八宝の神様で、商売繁盛・家運隆昌の福の神様として有名な恵比須天様をおまつりするお社です。
金毘羅尊社(右)
農業・漁業・医療など広くご神徳のある金毘羅様をおまつりしています。
大師堂
宗祖弘法大師と、向かって右に普大士尊(もの忘れ封じの神様)、向かって左に庚申尊(病魔退散)をおまつりしています。
北向き千手観音さま
北向きの観音様は全国でも少なく、こちらの観音さまは、別名「ひとこと観音様」と言い、一つのお願い事をすると大変ご利益があると言われています。
鯉の池
亀の池
亀の池には大きな亀がたくさんいました。
おふさ観音の本堂が建つこの辺り一帯は、かつて鯉ヶ淵(こいがふち)と呼ばれる大きな池があったそうです。
慶安三年四月早朝、土地の娘おふささんが、池の辺りを歩いていると白い亀の背中に乗った観音さまが現れました。
そこで、この池に小さなお堂を建て、その観音さまをお祀りしたのが時代を経て現在のお寺へと発展したということです。
茶房おふさ
お寺の中にある「茶房おふさ」
こちらにも風鈴がたくさんありました。
趣のある茶屋で、名物のかき氷を頂きました。
私はミルク金時をチョイス♪
友人はいちごミルク♪
氷がふわっふわ♪
とってもおいしかったです。
動画
(2022年7月撮影)
御朱印
大和十三仏霊場 第八番 おふさ観音御朱印
アクセス
【所在地】奈良県橿原市小房町6番22号
【御朱印】あり
【駐車場】あり
【札所】大和ぼけ封じ霊場、大和七福八宝めぐり 恵比須天、大和十三仏霊場8番、大和北部八十八ヶ所霊場 第79番
【アクセス】JR桜井線畝傍駅より徒歩10分、近鉄八木西口駅より徒歩12分
奈良県で頂いた御朱印まとめ~神社編~
奈良県で頂いた御朱印まとめ~お寺編~