丹生川上神社中社(にうかわかみじんじゃなかしゃ)は、奈良県吉野郡東吉野村に鎮座されています。
「丹生川上神社三社巡り」の一社。
主祭神は罔象女神(みつはのめのかみ)。
丹生川上神社中社参拝後、龍神が棲むといわれている「東の瀧」、神武天皇が戦勝祈願のため占いを行ったとされる「夢淵」へも訪れました。
水の神様を祀る神社らしく、水がとても美しくて大変感動しました。
それでは、丹生川上神社中社へと参りましょう。
境内
鳥居をくぐろうとした時、今から御祈祷を受けようとされる方と神職さんと一緒になりました。
こんな素晴らしいタイミングってある?・・って感じで(笑)、神様に歓迎されたようで、とても嬉しかったデス♪
手水舎
拝殿
御祈祷が始まったので、ご挨拶は暫く待たせて頂いて。
拝殿の中には、白と黒の神馬が描かれた「祈雨止雨祈願絵馬」が掲げられています。
昭和38年(1963)10月16日例祭当日、黒部ダム竣工を記念し、東京電力株式会社、関西電力株式会社より奉納されたそうです。
水の神様である罔象女神は安定した電力配給の水源をもたらす神様でもあるのですね。
拝殿の前には「龍玉」
自身の「お願いごと」を龍玉に託し、「東の瀧(龍神の瀧)」に投げ入れることでご利益を授かることができるようです。
東の瀧は少し離れた場所にあるみたいなので、「龍玉」を拝受し、後で行ってみることに♪
大杉の幹に両手を当て願いを唱えれば、ご神威を授かることができるそうです。
丹生の真名井(清めのお水)
丹生の御神水をどのようにして汲めばいいの?
横にある大きな柄杓ですくうのかな・・?
っと、思案している所に、ポリタンクを持ったご夫婦が現れて下さいました。
きっと神様が「教えてあげよう!」っと思って下さったのかな?笑
御親切に私の分を紙コップに入れて下さり、無事に頂く事ができました♪
ご夫婦とお話が弾むうちに、お住まいがご近所さんである事が判明!
こんなことってあるんですね!笑
御神水を持って帰りたい方は、社務所にて容器(500ml)を購入することができます。
とってもおいしい御神水でした♪
丹生のなでフクロウ
山桜の樹齢200年余の老木に彫刻された「なでふくろう」。
頭、体、足を・・・なでなで♪
樹齢800年程の杉の大木が2本、真直に聳え立っている迫力はすごいです!!
夫婦杉とも呼ばれていて、夫婦円満・延命長寿のご加護があります。
吉野離宮址(史跡)
末社・木霊神社(こだまじんじゃ)
御祭神は五十猛命(いたけるのみこと)。
東の瀧(龍神の瀧)
では、拝殿前で頂いた「龍玉」を持って、東の瀧へと参りましょう。
迷わないよう道案内があるので大丈夫です♪
美しい清流沿いの道をテクテクと歩きます。
途中には、末社・東照宮と水神社
特別天然記念物 ツルマンリョウ自生地
吊り橋を渡って東の瀧へ
とにかく・・水が美しすぎる。
東の瀧に到着です。
龍玉を投げ入れる前に、心の中で願いを唱え、龍玉の穴に息を三度吹き込むのを忘れずに。
龍神さまが穢れを取り去り、運気を開いて下さるそうです。
東の瀧の横から少し登って行くと、神様がいらっしゃいました。
山の神 大山祇神
東の瀧 不動明王
本宮にも行ってみましょう♪
橋の上からは夢淵が見えます。
『日本書紀』によりますと、神武天皇大和平定の折、戦勝祈願のため丹生川上の地で厳瓮(御神酒を入れる瓶)を夢淵に沈め、お酒に酔った大小の魚が流れる事により勝利を占われた伝承地とされています。
この時、水面に浮いて流れ出た魚こそ「魚」に「占」と書く「鮎」であったとか!
本宮(摂社・丹生神社)
ご神気を感じるといいますか、なんとも言えない空気感が凄くいいです!
御祭神は彌都波能売神(みづはのめのかみ)。
丹生川上神社の旧社地として古くから親しみを込めて「本宮(ほんぐう)さん」と称されています。
丹生川上神社と本宮さん、どちらかだけのお参りは「片参り」になる・・と言い伝えられているようですので、是非、両参りを♪
神武天皇聖蹟
本宮さん前の道を挟んで向かい側にあります。
 
動画
御朱印
丹生川上神社中社(中央)
アクセス
【所在地】〒633-2431 奈良県吉野郡東吉野村大字小968
【駐車場】無料駐車場あり。
【交通アクセス】榛原駅(近鉄大阪線)から、奈良交通バス「東吉野村役場行」乗車、「東吉野村役場」下車。東吉野村役場からコミュニティバス「小川大又線」乗車、「蟻通」下車。
※休日は交通形態が違うようなので、コチラからご覧下さい。
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