菅原天満宮(すがわらてんまんぐう)は、奈良県奈良市菅原町に鎮座されています。
社格は、延喜式内社。
この辺りは菅原家発祥の地であり、菅原天満宮は日本最古の天満宮と言われています。
それでは、梅の香りが漂う菅原天満宮へとご案内しましょう。
この日は、喜光寺を後にして、菅原天満宮に向かいました。
喜光寺から菅原天満宮へはスグでした。
徒歩、1~2分位でしょうか?
1本道でしたので、道に迷うことなく到着です。
境内
鳥居
鳥居をくぐると、梅のいい香りが漂ってきました。
梅が満開で、とてもきれいに咲いています。
菅原天満宮 略記
【ご祭神】
天穂日命(菅原の祖神)
野見宿禰命(中興の祖)
菅原道真公
略記を少し簡単に書きますと・・。
天穂日命は菅原の祖伸であり、その子孫である野見宿禰は当麻蹶速と力競べをしてこれに勝ち、垂仁天皇よりこの辺りの土地を賜り本管とします。
垂仁天皇の皇后(日葉酢媛命)が崩御された時、野見宿禰は古墳に生きたまま埋葬される殉死というかわりに埴輪を埋めるよう垂仁天皇に提案、その功績により垂仁天皇より土師(はじ)臣の姓を賜りました。
この後、土師氏は大喪を掌っていましたが、土師氏子孫の土師宿禰古人他が天応元年(西暦781年)、居住地である菅原の里の地名をとって土師家より「菅原」と改姓を願い出、勅許され、菅原家の誕生となります。
それから古人、清公、是善と続き、承和十二年(846)六月二十五日、菅原道真公が誕生。
菅原道真公は野見宿禰第十七世の子孫になります。
ちなみに「菅原」はスゲ(菅)の自生地・草原を意味しているとか。
スゲは大部分が多年生の草本のようなので、この辺りにスゲがたくさん自生していたのでしょう。
手水舎
拝殿
ご利益は道真公の御神徳にあやかり学問成就は言うまでもありませんが、文筆にいそしむ人々の信仰も大変厚いようです。
臥牛像
本殿
筆塚
毎年3月21日は「筆まつり」という祭事が行われます。
日頃使っていた古筆を参拝者が当日神社に納めて新しい筆を授けてもらい、古筆を焚きあげて毛物の霊の供養を行います。
当日は筆造り体験や、奈良筆の製造実演、餅まきなども行われるようです。
梅盆栽
訪れた時間帯が遅く、梅盆栽展は終了していました( ノД`)シクシク…。
遠くから少し見えましたが、梅盆栽きれいですね。
菅原天満宮では、毎年、梅盆栽展が開催されているようです。
鷽替え神事
菅原天満宮では毎年6月25日に「鷽替え神事」が行われています。
令和2年7月18日に再訪しましたら、「鷽お守り」が社務所にありました。
通常は「鷽替え神事」でしか頂けないお守りのようですが、コロナウィルス感染予防の為に神事が中止になり、社務所で拝受できるようになっていました。
鷽替え鳥、かわいいですね!私も頂いてきました♪
7月末まで頂けるようです。
御朱印
アクセス
【所在地】奈良県奈良市菅原町518番地
【御朱印】あり
【駐車場】あり
【アクセス】近鉄橿原線 尼ヶ辻駅から徒歩約12分、近鉄京都線・奈良線・橿原線 大和西大寺駅から徒歩約16分。
菅原天満宮公式サイト
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