丹生酒殿神社(にうさかどのじんじゃ)は、和歌山県伊都郡かつらぎ町三谷にある神社です。
丹生都比売大神が降臨したと伝わる榊山の麓に鎮座しています。
境内には樹齢800年と伝わる大銀杏があり、11月末から12月初旬には、落葉したイチョウの葉で境内が覆われ黄金色に染まることで有名です。
ライトアップもされるそうですよ。
それでは、大銀杏がある境内へと参りましょう。
高野山参詣道 三谷坂
高野山へ登る参詣道として、慈尊院(九度山)から登る「町石道」というルートがありますが、丹生酒殿神社近くにも、高野山参詣道として重要な道であった「三谷坂」というスタート地点があります。
「三谷坂」は、丹生酒殿神社を起点として、紀伊山地尾根筋を通り、天野の丹生都比売神社に参詣し、六本杉で高野参詣道「町石道」へ合流するルートです。
久安三~六年(1147~1150)、当時の御室御所(仁和寺代表職の称号)の覚法法親王が、高野山参籠の際に好んで通られたと伝えられています。
2016年(平成28年)に、丹生酒殿神社を含む「三谷坂」は、「高野参詣道」の一部として、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産に追加登録されています。
境内
大銀杏
樹齢800年と伝わる大銀杏の大きさにビックリです!!
手水舎
拝殿
【御祭神】
丹生都比売大神 (丹生明神)、高野御子大神(狩場明神)、誉田別大神 (熊手八幡)、市杵島比売大神(厳島明神)、諏訪明神、八王子神。
丹生都比売大神が紀ノ川の水で酒を醸した事で、丹生酒殿神社と呼ばれるようになったと伝えられています。
ご本殿
境内社 鎌八幡宮
境内社 鎌八幡宮は拝殿右裏側にありました。
鎌八幡・・・といえば、御神木に鎌が刺さっているという・・・ちょっと不気味な所を想像しますが・・・。
鎌八幡宮のお願いが書かれていました。
「不適切な祈祷詞は除去します」と書かれています。
おそらく、人を呪ったりという不適切なお祈りは除去されるのでしょう。
鳥居の向こうには、イチイガシに神霊が宿っているといわれている神樹がありました。
たくさんの鎌が刺さっていました。
神樹に鎌を奉献(打ち込む)して祈願するようです。
鎌が樹中に深く入ると成就するといわれています。
境内社 榊山神社
御祭神は第二次世界大戦で亡くなられた五十六柱の英霊。
丹生酒殿神社 御朱印
書置きを頂きました。
アクセス・駐車場
【所在地】和歌山県かつらぎ町三谷631
【TEL】0736-22-3146
【駐車場】あり
【アクセス】JR妙寺駅より徒歩約20分。
和歌山県で頂いた御朱印まとめ