関西の寺社めぐり

了徳院(大阪市) 藤の花に包まれて歓喜天が導く縁結び【御朱印】

了徳院(りょうとくいん)は、大阪市福島区にある東寺真言宗のお寺です。

古来、伏見宮の祈願所であり、ご本尊は准胝観音と十一面観音(大聖歓喜天)。

子宝、縁結びを願う信仰に支えられ、浦江聖天(うらえしょうてん)の名で親しまれています。

大阪四不動霊場太平寺させん堂不動寺・築港高野山 釋迦院・了徳院)の札所ともなっています。

初めて参拝に訪れた了徳院は、お寺なのに鳥居?があり、神仏習合の名残漂う独特な空気が流れているお寺でした。

それでは、了徳院へと参りましょう。

 

 

大和田街道・梅田街道

 

JR福島駅を降りて、聖天通り商店街をテクテク♪

この道は、かつて大和田街道・梅田街道と呼ばれていたそう。

大和田街道・梅田街道は、北区西天満一丁目を起点とし、福島区西淀川を経由して尼崎に通じる明治期の物資流通道路であったようです。

 

聖天通りにある大和田街道の碑を右折すれば了徳院はスグです。

 

 

境内

 

了徳院に到着~♪

 

了徳院の創建時期については、洪水のために記録が失われ不明。
元文元年(1736年)3月、高野山善寿院の宥意上人が入寺して再建を企て、元文4年(1739年)10月に竣功されました。

 
 

お寺なのに鳥居?があり、扁額には歓喜天

もう、神仏習合の雰囲気がバンバン出てます!
ワクワク気分で鳥居をくぐります♪笑

 

 

っと、その前に!

狛犬さんがあまりにもキュートだったのでパシャリ!

 

少し細身だけど・・かわいい雰囲気が滲み出ています。

 

 

山門は重要文化財

 

 

山門をくぐると道が二手に分かれ、真ん中には歓喜天さまの碑

 

 

ここで、境内図をサクッとご紹介♪

たくさんお参りする所があるようで、ワクワクがマックス状態です!笑

 

 

まずは、水掛地藏さまから♪

 

 

鐘楼

 

 

本堂

 

本堂右手には賓頭盧尊者

 

中に上がらせて頂くことができます。

上がらせて頂きお参りできるのは、有難いですね。

本堂の中はとても神聖な雰囲気で、十一面観世音菩薩(大聖歓喜天)がいらっしゃいます。

この大聖歓喜天は浦江がまだ海岸だった時、漁師の網にかかって海中から出現したと伝えられています。

 

 

藤棚

訪れたのは4月下中で、藤の花が満開でした♪

 

福島区が発祥の「野田ふじ」。

この辺りは江戸時代より「吉野の桜」「高雄の紅葉」とともに三大名所を呼ばれていたそう。

 

六百年の昔、二代将軍足利義詮は、この地に来遊し、紫の藤を眺め、あまりの見事さに句を詠まれました。

「いにしえの ゆかりを今もむらさきの 藤なみかかる野田の玉川」

 

 

不動明王

 

 

修行大師(弘法大師)

 

 

地蔵堂

 

 

白髪稲荷

 

 

准胝観音

 

 

弁才天

 

 

愛を授ける「さざれ石」

木の根元にはさざれ石がっ!
やさしく撫でるといいそうです。

 

 

御朱印

 

特別花御朱印

御朱印には歓喜天さま大好物の「大根」と、「野田ふじ」、「杜若(かきつばた)」の印が♪

江戸時代この辺りは淀川下流の低湿地帯で、「かきつばた」の名所であったそう。
松尾芭蕉も訪れ「杜若語るも旅のひとつ哉」と句を詠まれています。

 

大阪メトロで行く六十六花御朱印巡り」のご縁でお参りさせて頂きました。
感謝♪

 

 

アクセス

 

【所在地】大阪市福島区鷺洲2-14-1

【札所等】摂津国八十八箇所第4番、大阪四不動北方霊場

【交通アクセス】JR大阪環状線福島駅下車、北西徒歩約5分・大阪メトロ千日前線「野田阪神」駅下車、徒歩約14分・大阪シティバス「福島八丁目」または「鷺洲」下車、徒歩約4分。

 

 

 

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