水間寺(みずまでら)は、大阪府貝塚市水間にある天台宗の別格本山のお寺で、水間観音、厄除け観音として親しまれています。
山号は龍谷山。
ご本尊は聖観世音菩薩。
天平年間(729年 - 749年)に、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開創したと伝わります。
境内には行基菩薩が聖観音像を授けられたと伝わる「聖観音菩薩出現の滝」があり、パワースポットとなっています。
又、恋愛成就や縁結びで有名な愛染堂があり、「恋人の聖地」として若いカップルにも人気です。
それでは、見どころがたくさんある水間寺へと参りましょう。
境内
まずは、駐車場から近い「愛染堂」へ♪
恋愛成就の明王、愛染明王を祀る愛染堂は縁結びとしても人気の名所になっているようです♪
前庭の横には、身分の違いを乗り越え結ばれた、お夏・清十郎の墓があります。
厄除橋
厄除橋を渡って♪
厄除橋の下には近木川が流れています。
聖観音さまが迎えて下さいました。
水間寺の縁起
水間寺の境内案内図
広いですね~!
水間寺境内には本堂、三重塔を含め15の諸堂があるとか!
ちゃんと全部お参りできるか心配になってきました(笑)
手水舎
宝篋印塔と地藏尊(右)
宝篋印塔は、阪南市の大願寺にある宝篋印塔と同じ僧の作善によって「享保十二年丁未(一七二七)九月十日」に建てられたもの。
基礎の一面に前かがみになって胸の前に鈷をさげ、念仏をとなえて歩行している隔夜僧を見ることができます。
宝篋印塔の隣には「説法石」
詳細は不明。
笑顔が素敵なほていさまがいらっしゃいました♪
鐘楼
本堂(貝塚市指定文化財)
天正十三年(1585年)豊臣秀吉の根来攻めの際、七堂伽藍をはじめ坊舎等を焼失。
その後、復興するも、天明4年(1784年)に火災により全焼。 現在の本堂は岸和田藩主岡部長愼の寄進により、文政10年(1827年)に再建されたもの。
ご本尊の身丈一寸八分(約6cm)の聖観世音菩薩は秘仏で、本堂正面にはお前立聖観音菩薩立像が安置されています。
三重塔(貝塚市指定文化財)
開基当時は多宝塔で多宝如来が安置されていました。古い記録によれば孝謙天皇が舎利塔を安置したと伝えられています。
現在の塔は、天保5年(1834年)に再建されたもので、明治以前に建てられた大阪府内唯一の三重の塔。
三重塔の第一層の軒下のかえる股に十二支の彫刻があり、見どころとなっています。
経堂
聖武天皇の妙典、光明皇后の般若経、慈覚大師妙法経等がこのお堂に納めてありましたが、兵火に遭って全て焼失。 現在、大般若波羅密多経600巻と大蔵経等が納められています。
では、ここから聖観世音出現の瀧へ行ってみましょ~♪
瀧へ向かう途中にあったのは三所権現
熊野、蔵王、白山の三社権現が祀られています。
降臨の瀧観音堂
観音菩薩が降臨された瀧のそばに建立されたお堂です。
降臨の瀧観音堂から少し歩くと、瀧のビューポイントがあります♪
この地で一番のパワースポットだそうです!
奈良時代中頃、行基菩薩が、聖武天皇の勅命で仏様を求めて水間の地に来たとき、十六人の童子が現れて、行基菩薩をこの谷間に導かれました。
そのとき白髪の仙人が現れ、一体の仏様を行基菩薩に手渡し、己は龍となって昇天したといういわれがあります。
仏様は一寸八分の聖観世音菩薩で、天皇に捧げたところ病は全快され、天皇より現地にお祀りするようにとの勅命により、水間寺が建立されました。
現在まで当水間寺のご本尊として祀られ、厄除け観音として信仰されています。
通天橋を渡って、奥の院へと向かいます♪
行基堂
行基菩薩が祀られています。境内諸堂中最古の建物。
瑞泉堂
ご本尊は聖観音菩薩で、行基菩薩が開創した鏡池のほとりに建っています。
弁天堂
智恵財宝を与えて下さる弁財天が祀られています。南海七福神の弁天さんとして、七福神めぐりの一神。
閼伽井
行基水または薬師井戸とも言い、行基菩薩が薬師如来尊像を祀り、お供えに用いたとされる霊泉。
薬師堂
行基菩薩が当地を訪れたとき、聖観音の出現を願い薬師如来像を祀ったと伝えられています。
水間立里三宝大荒神
水間立里三宝大荒神は、明治三十九年十月、奈良県荒神ヶ嶽御本社より御分霊を水間在住の藤右エ門五世山本福松が願主となり自宅の北西上の山々頂に勧請鎮座されました。
その後、府道改修工事に伴い、昭和五十年五月当地にご遷座されました。
石臼観音
妊婦の方が石臼の周囲を廻ると安産につながると言い伝えられています。
鐘楼
愛染橋
恋人の聖地と言われる「愛染堂」でお参りしてから愛染橋に行くのがいいのかな?
愛染橋を渡れば、さらに願いは成就するような気がします♡
御朱印
新西国三十三箇所の御朱印を拝受しました。
おみやげ
境内にある売店で、厄除けのお菓子を購入♪
落雁のようなお菓子で、美味しかったです。
参拝動画
アクセス
【所在地】大阪府貝塚市水間638
【札所等】新西国三十三箇所第4番、和泉西国三十三箇所第26番、南海沿線七福神(弁財天)、神仏霊場巡拝の道第53番(大阪第12番)
【お手洗い】あり
【駐車場】あり
【交通アクセス】南海鉄道本線「貝塚駅」で水間鉄道に乗り換え、終点「水間観音駅」で下車、徒歩約10分。
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