弘願寺(こうがんじ)は、奈良県吉野山にある高野山真言宗の寺院です。
御本尊は阿弥陀如来立像(県指定文化財)、鎌倉時代の正元2(1260)年の作です。
歯に霊験あらたかといわれる関屋地蔵が祀られていて、毎年6月4日には歯がため地蔵祭が行われています。
下千本駐車場から弘願寺まで
吉野山下千本駐車場に車を駐車して行って来ました。
この日は、吉野の紅葉を見に来たのですが、バスツアーで来られて紅葉狩りを楽しんでいる方もいらっしゃいました。
大橋
1333年(元弘3年)に大塔宮護良親王(おおとうのみやもりよししんのう)が北条幕府方に対し、吉野城に立て籠もった時の空堀に架る橋です。
現在は、鉄筋コンクリートの橋になり、濠も埋められています。
ロープウェイ吉野山駅
黒門が見えてきました。
黒門
金峯山(きんぷせん)寺の 「総門」です。
高麗門(こうらいもん)と言い、城郭によく用いられ、昔は公家、大名もこの門から中へ入る時は、槍を伏せ、下馬して通行したと言われる格式の高い門です。
黒門を抜けて、少し坂道を上って行きます。
坂道を上って行くと、弘願寺が右手に見えてきます。
「歯痛消除 健歯加護 歯がため関屋地蔵菩薩」と書いた幟が目を引きます。
弘願寺
山門で迎えて下さるのは、八起観音菩薩(やおきかんのんぼさつ)。
弘願寺の門内左側に、木造厨子形の地蔵堂があります。
関屋地蔵といって、明治初年まで銘桜関屋桜のほとり(今の奈良交通車庫付近)にあったそうです。
左手に宝珠を持ち、右手に大きな錫杖を持っています。
身の丈1.1メートルでお顔は比較的大きく、肉厚で刻み出され、眼はやや細めで、かすかに笑みをたたえています。
今も、歯に霊験あらたかな地蔵さんとして親しまれています。
動画
(2020年12月撮影)
御朱印
弘願寺 御朱印
御朱印は書置きを拝受しました。
境内に御朱印が入った引き出しのある箱と、御朱印代金をいれる缶がおいてありました。
ありがたいですね。
アクセス
【所在地】〒639-3115 吉野郡吉野町吉野山2591
【御朱印】あり
【拝観料】なし
【駐車場】なし
※ロープウェイ吉野山駅より約10分位です。
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