関西の寺社めぐり

吉田寺(斑鳩) 「ぽっくり寺」と奈良県最大の丈六阿弥陀如来さま【御朱印】

吉田寺(きちでんじ)は、奈良県生駒郡斑鳩町小吉田にある浄土宗のお寺です。

山号は清水山。

ご本尊は丈六阿弥陀如来(重要文化財)。

御本尊である丈六阿弥陀如来の前で御祈祷を受けることによって、長患いをせず、安らかに往生することができると伝えられています。

それゆえ、「ぽっくり寺」「ぽっくり往生の寺」として、たくさんの方が訪れています。

法隆寺龍田神社の近くにあり、ずっと気になっていた吉田寺へやっと伺うことができました。

それでは、吉田寺へと参りましょう。

 

 

境内

 

吉田寺への参道がとても良い雰囲気です。

 

 

吉田寺の創建は古く、天智天皇の勅願によると伝えられ、本堂西側には妹君・間人内親王の御陵と伝えられる清水の古墳があります。

その後、平安時代末期、永延元年(987年)に恵心僧都源信によって開基されました。

 

 

 

山門

手前にある極楽橋を渡ってね♪
 

 

山門を入って行くと、なんとも風情のあるいい感じです。

 

 

受付は本堂で

 

 

受付から見える本堂と多宝塔

 

 

手水鉢

 

 

本堂

 

本堂で拝観料300円を納め、御本尊さまを拝ませて頂きました。

御本尊さまは丈六阿弥陀如来。

起立されたときの御身丈が一丈六尺(約4m80cm)ほどであることから、丈六阿弥陀如来と呼ばれています。

 

初めて拝ませて頂いた丈六阿弥陀如来は、とても大きくってビックリしました!!

丈六阿弥陀如来は、恵心僧都が境内の栗の木から、一刀三礼お刻みされたと伝わっています。

奈良県下最大の阿弥陀如来座像であるそうですよ!

 

堂内では、たくさんのお守りや御朱印帳、吉田寺のオリジナルせんべいなども並べられていました。

ふと、目を後方に向けると、「ぎんなん」が1袋100円で置かれていました!

「ぎんなん」大好きなんですよねぇ~♪

お寺の方に伺うと、境内で採れた「ぎんなん」とのこと!

有難く頂きました♪

 

 

吉田寺の御本尊は恵心僧都がお母さまのために発願した丈六阿弥陀如来です。

恵心僧都は臨終が近づいたお母さまに浄衣をお着せになり、お念仏「南無阿弥陀仏」を称えられたところ、お母さまは阿弥陀さまのお迎えをいただかれ、眠るように安らな極楽往生を遂げられました。

恵心僧都はお母さまの大往生に感銘を受けられ、お母さまの三回忌追善供養と末世衆生救済のため、栗の大樹から丈六阿弥陀如来を顕されます。

この因縁は、丈六阿弥陀如来の宝前で御祈祷を受けると、与えられた寿命を全うした後に長患いなく穏やかに極楽往生できる―という霊験となり「ぽっくり往生」の信仰の礎となっています。

 

 

本堂にあった今月の言葉

 

 

多宝塔(重要文化財)

創建は室町時代・寛正四年(1463年)。
丈六阿弥陀如来像を刻まれた栗の木の切り株の跡に建立されたと伝えられる二層の塔です。

 

内部には大日如来像が安置されています。

 

 

鐘楼

 

額には「妙響楼」の文字

 

鐘楼の下には大きな鬼瓦が!

 

 

慈母観音菩薩(右)と、延命地蔵菩薩(左)

 

 

大きな柿の木

 

 

お隣には鎮守社の八幡社

天平勝宝元年(749年)に宇佐八幡宮より勧請したと伝えられ、この地に清水が湧くことに因み清水八幡宮とも言われています。

 

 

山門を出て参道を歩いていると大きなカマキリと遭遇~♪

じ~っと、、こっちを見てます。。
見送ってくれていたのかな?笑

 

 

 

御朱印

 

 

 

アクセス

 

【所在地】奈良県生駒郡斑鳩町小吉田1丁目1-23

【拝観料】300円

【お手洗い】あり

【駐車場】あり

【交通アクセス】JR大和路線・近鉄生駒線王寺駅より奈良交通バスで8分、「竜田神社」下車、徒歩すぐ。

吉田寺公式サイト

 

 

 

奈良県で頂いた御朱印まとめ~神社編~

 

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