宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)下社は、奈良県宇陀市榛原下井足に鎮座しています。
宇陀市には他に2つの水分神社があり、菟田野上芳野の惣社水分神社を「上社」、菟田野古市場の宇太水分神社を「中社」と呼んでいます。
共に式内社「宇太水分神社」の論社となっています。
御祭神は、天水分神、国水分神、天児屋根命、品陀別命。
神社の創祀は正確な年代が不明ですが、崇神天皇15年(紀元前83年)の勅祭とされる記録が残っており、その起源は非常に古いことがわかります。
また、太古の国史「三代実録」(奈良時代~平安時代に編集された六国史本)によれば、「貞観元年(859)9月8日宇太水分神社へ風雨祈願に勅使を遣わし幣(お金や織物等)を奉った」と記録が残っています。
水分神は「ミクマリ」と読まれ、五穀豊穣と生命を宿す御神徳の高い農耕神として、人々の崇拝の対象とされてきました。
それでは宇太水分神社下社へと参りましょう。
境内
一の鳥居
二の鳥居
扁額は趣のある木製
とても素敵な扁額です。
二の鳥居をくぐって、参道をテクテク♪
長い参道を抜けると、拝殿が見えてきました。
まずは、手水舎で身を清めて♪
神社のお心が伝わってくる素敵な手水舎です。
宇太水分神社略記
延喜式神明帳では、当水分社は葛城、都祁、吉野水分と共に大和の四水分の大社とされていたが、応保年間(1160年)頃より芳野川にそって三所三座(当社・古市場社・芳野社)に祀られている。
「延喜式登載」や「水分由来集」や「神体形和記」によると、 玉岡(古市場)水分は男躰、田山(井足)水分は女躰、中山(芳野)水分は童躰とあって、 かつて祭礼には、中山水分から田山水分まで神輿の御渡があったと、伝えられている。
(一部抜粋)
拝殿
御祭神は、天水分神、国水分神、天児屋根命、品陀別命。
末社 金刀比羅神社
末社 稲荷神社
宇太水分神社略記によると、末社に石神神社があるようですが見つける事ができず。
長い参道がとても気持ち良いです。
動画
アクセス
【所在地】奈良県宇陀市榛原下井足635番地
【お手洗い】あり。
【駐車場】参拝者無料駐車場あり。
【アクセス】近鉄榛原駅より徒歩約12分。
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