久度神社(くどじんじゃ)は、奈良県北葛城郡王寺町に鎮座しています。
続日本紀に延暦二年(七八三年)、官社に列せられたとあり、延喜式神名帳(九二七年)にも記されている式内社です。
御祭神は、久度大神・八幡大神・住吉大神・春日大神。
久度神の「久度」は「窖(くど)」の意味で、御厨神の総称であり「竈(かまど)の神」なのだそうです。
秋祭りの準備が整った境内は、金木犀の香りで満ちていました。
それでは、久度神社へと参りましょう。
境内
秋祭りの準備が整った参道は、提灯でいっぱいでした。
提灯の下をテクテク♪
御由緒
当社は続日本紀に延暦二年<西暦七八三年>官社に列せられたとあり、延喜式神名帳<西暦九二七年>にも載っている古い社です。
また延暦十三年<西暦七九四年>平安遷都に際し創建された京都市北区の平野神社第二座に当社から遷されて久度神が祀られています。
久度神の「久度」は「窖(くど)」の意味で御厨神の総称であり「竈(かまど)の神」<伴信友説>といわれています。
久度神社には現在久度神のほか八幡<寿命・幸福の神>、住吉<水運・交通の神>、春日<子孫繁栄の神>の神をおまつりしています。
掲げられている扁額には「德維馨」の文字
かわいい狛犬さんがいらっしゃいました♪
手水舎
拝殿
【御祭神】
久度大神:かまどの神・火の元の神
八幡大神:寿命、幸運の神
住吉大神:水運、交通の神
春日大神:子孫繁栄の神
久度大神は平安遷都とともに平野神社(京都市北区)に遷座されていたので、長い間、久度大神は不在であったようです。
久度大神遷座後は、久度大神が不在ながらも、八幡大神、住吉大神、春日大神をご祭神とし、地域の信仰をあつめていました。
約1200年の間、久度大神は不在でしたが、昭和43年平野神社より久度大神を勧請し合祀されました。
朱塗りの美しい拝殿、神撰所、中門は、橿原神宮より撤下された古殿を昭和17年に規模を縮小し建てたもの。
拝殿の横から中門とご本殿が見えます。
奉納額
遥拝所かな?
石柱には「天壌無窮」と書かれていました。
大きな石灯籠
カタツムリを発見!
訪れた日は金木犀が満開で、境内は金木犀の香りが広がっていました♪
アクセス
【所在地】奈良県北葛城郡王寺町久度4丁目9-1
【駐車場】あり(3~4台駐車可)
【御朱印】あり(神社横にある公園の奥に社務所があります。)
【交通アクセス】JR・近鉄「王寺駅」北側を西に徒歩約10分。
▼参考にさせて頂きました。
久度神社 桓武天皇とともに遷座した神
奈良県で頂いた御朱印まとめ~神社編~
奈良県で頂いた御朱印まとめ~お寺編~