當麻山口神社(たいまやまぐちじんじゃ)は、奈良県葛城市にある二上山の麓に鎮座しています。
延喜式神名帳(901年)にも記されている式内社です。
延喜式神名帳には大和の国14ヶ所の山口神社が記され、いずれも式内大社の社格をもち、朝廷から奉納をうけていました。
これらの神社は本来、山々の精霊を支配した大山祗命をご祭神としたものとされています。
平安時代末期に、天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)、木花開耶比売姫(このはなのさくやひめのみこと)が合祀されました。
それでは、緑豊かな當麻山口神社へと参りましょう。
境内
一の鳥居
一の鳥居から歩くこと10分程でしょうか。
二の鳥居に到着
案内版
「西国名所絵図」では、熊野権現社とされていた時もあったようです。
二の鳥居は両部鳥居
鳥居付近から、なんか視線がっ!
あらっ♪
かわいい猫ちゃんです!
ずっと待っててくれた感が満載の雰囲気です。
「遅かったな!」って感じ?笑
猫ちゃんに挨拶して、先に進みます。
分かれ道は左側へ
いい感じの参道です♪
末社の春日若宮神社
御祭神は天忍雲根命(あめのおしくもねのみこと)。
天孫である天津彦彦火瓊瓊杵尊が、葦原の中つ国(日本のこと)へ降臨される際に、降臨先に水がなかったので高天原に上り、天真名井(あめのまない)から水を持ってこられた五穀豊穣に欠かせない水の神さまです。
さらに石段を上がって行くと広い境内が現れました。
神々を感じるとても素晴らしい境内です。
気持ちいぃ~♪
御由緒
■御祭神
【本殿】
・天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)
・木花開耶比売姫(このはなのさくやひめのみこと)
・大山祇命(おおやまづみのみこと)
【摂社 當麻都比古神社(たいまつひこじんじゃ)・本殿の左右に鎮座】
・麻呂子皇子(まろこのおうじ)
・當麻津姫(たいまつひめ)
麻呂子皇子は、第31代用明天皇の皇子で、聖徳太子の異母弟にあたり、當麻氏の先祖とされています。
當麻寺を創建したこの地の豪族當麻氏の氏神として、男女二柱がお祀りされています。
■ご神徳
五穀豊穣、国家安泰、家内安全、開運、長寿、縁結び、夫婦和合、子育て、厄除け
手水石
御神木の上から、何かがぽたっ!ぽたっ!っと、落ちてきます。
足元を見ますと・・!
たくさんのヤマモモの実が落ちていました!
拝殿
御朱印を置いて下さっていました。
御朱印は頂けないかな~っと思っていただけに、書置きを置いて下さっていたので、とてもうれしかったです。
初穂料の記載はなかったのですが、お賽銭箱に納めさせて頂きました。
映画「天使のいる図書館」の舞台にもなったようです。
映画の紹介動画を見つけたので、ペタリ♪
絵馬堂
動画
御朱印
アクセス
【鎮座地】奈良県葛城市當麻1081
【交通アクセス】近鉄南大阪線「当麻寺」駅、または「二上神社口」駅より徒歩約30分。
【駐車場】あり。
二の鳥居手前の参道沿いに駐車場があります↓
二の鳥居を越した先にも駐車場があります(拝殿近くまで車で行くことができます)。
傘堂
二の鳥居からスグの場所に面白い建物があります。
なんとも言えない形状の建物です(汗)
この奇妙な建物は、真柱一本で宝形造木瓦葺の屋根を支える独特の姿から「傘堂」と呼ばれています。
江戸時代前期に当地を領していた郡山藩主本多政勝(1614~1671)の没後、延宝二年(1674)に、その「影堂」「位牌堂」として家臣の郡山奉行吉弘統家らによって建てられました。
奈良県指定有形民俗文化財となっています。
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