龍田神社(たつたじんじゃ)は、奈良県生駒郡斑鳩町龍田に鎮座されています。
延喜式神名帳(927年)に記載されている式内社です。
聖徳太子が法隆寺の寺地を探し求めていた際、白髪の老人に化身した龍田大明神に逢い、「斑鳩の里こそが仏法興隆の地である。私はその守護神となろう」と言われたので、その地に法隆寺を建立し、鎮守社として龍田大明神を祀る神社を創建したといわれています。
金木犀が咲く秋の日に参拝しました。
それでは、龍田神社へと参りましょう。
境内
龍田神社の前の道は、大坂と奈良を結ぶ街道として、大変栄えていたようです。
手水舎
お百度石がとても印象的
鳥居をくぐると、正面に見える拝殿
・祭神
【本殿】天御柱大神、国御柱大神
【右社殿】龍田比古大神、龍田比女大神
【左社殿】天児屋根大神、外三大神
扁額
扁額の「龍田社」の「龍」という文字が面白いです。
「龍」の文字の最後に書く3画は横線三本ですが、「テ」と書かれています。
これは、龍田大社で見た「龍」という文字と一緒です。
「りゅう」と読まず「たつ」と識別するための異字体表記なのだそうです。
龍田神社に龍田大社?
頭がこんがらがってしまいそうですが(笑)、龍田神社の延喜式神名帳における祭神記載は2座あり、「龍田比古龍田比女神社二座」と記載されていますので、元々の祭神は龍田比古神・龍田比女神の2柱であることが知られています。
龍田大社から天御柱命・国御柱命の2神が勧請され本殿へ、龍田比古龍田比女神社二座は右社殿に鎮座されています。
龍田神社は「新宮」、龍田大社が「本宮」と呼ばれています。
楠大明神・稲荷大明神
こちらの楠がすっごく大きくってビックリです!
自分では支えきれないので、支柱がっ!!
とっても気持ちの良い御神木で、なかなか離れられませんでした(笑)
摂社
【左】事代主神
【中央】弁天社(市杵島姫命)
【右】廣田神社、粟島神社、祇園神社
摂社の横にはとっても大きな金木犀の木があり、甘い香りを境内に放っていました。
ソテツの巨樹
あまりにも大きいので、こちらも・・支えられていました(笑)
金剛流発祥之地碑
境内の様子
動画
御朱印
アクセス
【所在地】奈良県生駒郡斑鳩町龍田1-5-6
【交通アクセス】JR大和路線・近鉄王寺駅から、奈良交通バスで「龍田神社前」下車(乗車時間約8分、下車後徒歩すぐ)
【駐車場】あり。左手に駐車場入り口あります(境内に駐車可)。
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