大野寺で弥勒磨崖仏を見た後、川沿いを歩いて、大黒天磨崖仏を見に行ってきました。
桜井識子さんの本にこちらの大黒天さまの事が書かれていて、一度行ってみたいなぁ~っと思っていました。
かなりのお力を持っておられる大黒天さまのようです。
それでは、大黒天磨崖仏へと参りましょう。
大黒天磨崖仏
大野寺から宇陀川沿いをテクテク。
向こうに見えるのが大野寺です。
とてもきれいな水です。
魚が泳いでいるのが見えました♪
大野寺から歩くこと10分程でしょうか。
左手に何やら見えてきました。
おぉ~!!
ここが大黒天磨崖仏のようです!!
それにしても高い場所に大黒天さまが彫られています。
童顔でとてもかわいいお姿です。
大黒天さまの左下に銘文が刻まれていました。
よく見ると、「長慶寺普門発願」と刻まれています。
自宅に戻り少し調べてみますと・・・!!
大正12年、奈良市法蓮町に長慶寺を建立した「吉村長慶(よしむらちょうけい)」が、発願して彫られたものであるようです。
吉村長慶は奈良県出身の実業家で、私財を投じてたくさんの石造物を製作し、奈良県内はもちろん京都、大阪、高野山などの社寺に奉納し、たくさんの石造物を遺されました。
吉村長慶さんの発願で大黒天磨崖仏が彫られた事を知り、大変驚きました。
岡倉天心とも交友があり、長谷寺に在山していた丸山貫長師(1843~1927)が下絵を描写、地元の石工が彫ったと伝わります。拝壇は昭和6年、大阪の人の寄進によって設けられました。
動画
アクセス
【所在地】奈良県宇陀市室生大野1908
【交通アクセス】近鉄大阪線室生口大野駅より徒歩約15分
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