源九郎稲荷神社(げんくろういなりじんじゃ)は、奈良県大和郡山市に鎮座されています。
日本三大稲荷の一つに数えられ、大和郡山城主であった豊臣秀長が郡山の鎮守として祀った神社です。
「大和の源九郎さん」として親しまれています。
源九郎稲荷神社は桜井識子さんの本で読んだり、また、荒廃していた源九郎稲荷神社を一人で立て直そうと奮闘されていた「toyoさん」という方のブログを読んでいたりしていたので、ずっと行ってみたいと気になっていた神社です。
念願叶ってやっと参拝する事ができました。
それでは、源九郎稲荷神社へと参りましょう。
近鉄郡山駅から徒歩5~10分程でしょうか。
商店街を真っ直ぐ歩いていくと、解りやすいように目印がありました。
この案内版は有難いです。
駅から一直線に歩くだけなので、迷う心配なしです(笑))
矢印を右折して少し歩くと、源九郎稲荷神社はありました。
境内
扁額
日本三大稲荷のひとつと言われています。
正一位源九郎稲荷神社の幟が神様のお力を大きさを表していますね。
手水舎
ご由緒
御祭神は宇迦之御魂神、源九郎稲荷大明神
源九郎・・って、変わった社名ですよね。
由来を少し簡単に説明しましょう。
源義経が兄頼朝の討手を逃れて吉野山に落ちのびたとき、白狐が義経のお供をしていた佐藤忠信に化けて、静御前と義経を守ります。
義経に狐であることを見破られるのですが、この狐は静御前が持つ初音の鼓が両親でできていたことから、それを慕って佐藤忠信に化けていたことを話します。
すると義経は親を慕う狐に同情し、また自分たちを狐の神通力で守り通してくれたことに感謝し、自分の名である「源九郎」をこの狐に与えたことが由来となっています。
なんかジーンときちゃうお話ですね。
文楽・歌舞伎の「義経千本桜」はこのお話を題材にした演目で、歌舞伎界の市川猿之助さんや中村勘九郎さんも、こちらの神社に参拝に来られたとか。
源九郎狐さんに関しては、まだまだ面白い伝説が残っているようです。
数々の伝説についてはコチラからどうぞ♪
歌碑
「源九郎大神 やまと路に 我れと影 信心の途を 永久に歩まん」
境内は手作り感満載といいますか、アットホーム的といいますか、とっても寛げる空間となっています。
きれいなお花がたくさん咲いていました。
こちらは「団十郎」という名の朝顔。
拝殿
源九郎稲荷神社の狐は、宝珠(ほうじゅ)と巻物をそれぞれくわえながら笑っているのが珍しいと言われています。
「宝珠に触れば金持ちになり、巻物に触れば賢くなる」との言い伝えがあります。
拝殿横にはかわいい源九郎さんの絵馬がたくさん奉納されていました。
六代目中村勘九郎さんが植樹された枝垂れ桜
義経、佐藤忠信、静御前の墨絵
墨絵作家の「月与志」さんが、神社の社務所で作成し奉納されました。
社務所
社務所はとっても賑やかです。
語り部氏とのお話もとっても楽しく、ついつい時間を忘れて長居をしてしまうかも(笑))
かわいい名刺も頂きました♪
手づくりの授与品やお守りを見るのも楽しいです♪
こちらからご覧下さい。
源九郎稲荷神社の復興活動奮闘記
現在の源九郎稲荷神社からは想像もできないほど、10年程前の源九郎稲荷神社は荒廃していました。
源九郎稲荷神社を建て直そうと奮闘された方の奮闘記をご紹介します。
動画
(2022年6月撮影)
御朱印
源九郎餅
神社近くにある中嶋源九郎餅本舗の「源九郎餅」。
中は粒あんで、とってもおいしかったです。
(場所は薬園八幡宮へ向かう道沿いにあります。)
アクセス
【所在地】奈良県大和郡山市洞泉町15
【電話】0743-55-3830
【駐車場】なし
【社務所が開いている時間】午前10時~午後5時
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