燕神社(つばめじんじゃ)は、奈良県御所市柏原に鎮座しています。
ご祭神は、神倭磐余彦命、豊受大御神、武甕槌命、地主大神。
燕神社は、神武天皇が国見をしたという「嗛間丘(ほほまの丘)」の候補地の一つである本馬山にあります。
神武天皇はここからどのような景色をご覧になっていたのでしょう。
燕神社は1921年(大正10)、「解放令」50周年を記念して燕会のメンバーによって建立されました。
それでは、燕神社へと参りましょう。
人権ふるさと公園から歩くことスグ。燕神社へと続く階段があります。
階段をテクテク登って行きます♪
暫く登ると、展望台らしき場所に到着です。
ベンチがあり、ここから見渡す景色がとても長閑で気持ちいいです。
春には桜が咲くようですよ。
境内
展望台のある場所には、燕神社が鎮座しています。
とても静かな境内で、いい感じです。
「つばめ会のいわれ」の碑
「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と高らかに人間の尊厳と平等をうたいあげて、1922年3月3日に全国水平社は創立されました。
境内は「建議の庭」とも呼ばれ、つばめ会の同志たちが部落差別を無くすためについて議論した場所です。
全国水平社創立メンバーである阪本清一郎が遺した『回想録』によると、祠は阪本の妻、数枝のふるさと、大阪府西成郡西中島村(現、飛鳥)で区長をしていた兄の中井利助の計らいで廃社となった村の氏神を貰い受け、燕会会員の鶴谷藤吉らが馬力で運んできたそうです。
碑には「嗛間丘(ほほまのおか)神社、つばめ会のお宮さん」と記されています。
本殿
ご祭神は、神倭磐余彦命、豊受大御神、武甕槌命、地主大神。
こちらはどなたでしょ?
五十鈴・・っと読むことができます。
境内は清々しい空気が流れています。
神武天皇が国見をしたというのは、この辺りかな?
平和と人権の確立をめざす部落解放運動の原点が全国水平社にあり、そのメンバーたちが集っていたのが、神武天皇が国見をしたという「嗛間丘」にある燕神社。
なんとも感慨深いものがありますね。
神武天皇の志が柏原の村人に受け継がれているかのようです。
柏原は「水平社発祥の地・人権のふるさと」として親しまれています。
近くの川では白鷺が♪
燕神社へはスロープもあります。
動画
アクセス
【所在地】奈良県御所市柏原246
【駐車場】人権ふるさと公園に駐車可。
【交通アクセス】JR掖上駅から徒歩約10分。
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