関西の寺社めぐり

錦天満宮 鳥居が面白い!京都の珍景色【御朱印】

錦天満宮(にしきてんまんぐう)は、京都市中京区錦小路通新京極に鎮座されています。

御祭神は、天満天神(菅原道真公)。

御神徳は、知恵、学問、商才、招福、厄除け、災難除け。

新京極商店街にあり、ご利益にあやかろうとたくさんの方が参拝に訪れていました。

 

では、錦天満宮へとご案内しましょう。

錦天満宮の鳥居なのですが、ちょっと変ですよね?(笑)

そうなんです!
こちらの鳥居の両端が、ビルにのめり込んでいます!

この鳥居は昭和10年(1935)に建てられたものですが、鳥居上部の両端を考慮せずに柱の位置だけで道路幅を決めてしまい、両側にビルが建てられたため、ビルの中に鳥居の両端がめり込んでしまいました。

京都の珍景色として有名だそうですよ。

 

では、錦天満宮へ参りましょう。

 

この日は台風が接近してくるという雨の日にもかかわらず、たくさんの方が参拝に訪れていました。

 

錦天満宮は、平安時代前期の十世紀初頭、学問の神となられた菅原道真公の生家である『菅原院』から始まりました。

菅原道真公薨去の後、『菅原院』から『歓喜寺』と寺名に改称します。

その後、嵯峨天皇の皇子である源融(みなもとのとおる)公の旧邸、六条河原院に移転。

塩竈宮を鎮守に、天満大自在天神(てんまんそらみつだいじざいてんじん・菅原道真公の御霊を神格化した神)をお祀りしました。

天正15年(1587)、豊臣秀吉の都市計画の為、現在地に移転。

その後、明治の神仏分離により歓喜寺は東山五条に移り、この地に神社だけが残りました。

錦天満宮は菅公聖跡二十五拝、洛陽天満宮二十五社順拝の一社。

 

拝殿

 

 

京の名水「錦の水」

こちらの井戸の水は、地下百尺(三十数米)より涌き出ていて、年中17、8度の水温を保っています。検査の結果、無味、無臭、無菌の良質な湧き水です。

 

獅子舞おみくじ

大変珍しいからくりおみくじです。人が近づくと、神楽が鳴り出して獅子舞が踊り始めます。
そして、コインを入れると獅子がおみくじを運んでくれるのです。おもしろいですね。
総合みくじ・和英文みくじ・和英文花みくじ・恋みくじ・こどもみくじ・よろこびみくじの6種類のおみくじがあります。

 

ロボットかみしばい

ボタンを押すと、拍子木の音が鳴り響き紙芝居が始まります。
菅原道真公のお産まれになったお話しから現在にいたるまでをイラストと音声で分かりやすく説明しています。

 

大願梅(たいがんうめ)

内封された願い紙に願いごとを記し、木栓で封をして、境内の『大願梅の樹』にご奉納します。または、持って帰ってもいいようです。奉納した大願梅は、月次祭にお焚き上げいして頂けます。

 

日之出稲荷神社(ひのでいなりじんじゃ)

五穀豊穣を守護する神として、倉稲魂命がお祀りされています。商売繁盛のご利益があるとして信仰されています。

 

奴禰鳥居(ぬねとりい)

奴禰鳥居(ぬねとりい)は大変珍しい鳥居で、全国に2社あるのみです。

1社はこちらの錦天満宮の「日之出稲荷神社」、そしてもう1社は伏見稲荷大社の「荷田社」です。

奴彌鳥居の特徴は、額束に合掌形の破風扠首束(はふさすづか)をはめ込んだ形となっている所です。

大変レアな鳥居ですので、必見です。

 

塩竈神社(しおがまじんじゃ)

御祭神:源融公(みなもととおるこう)
御神徳:安産

光源氏のモデルとされる源融公の六条河原院にあった公邸跡に歓喜光寺が創建された際、源融公を御祭神とし、創祀されました。その後、秀吉公による都市改造で、天満天神(後に天満宮)とともに現在の場所へと移されました。

 

ご記念・ご利益スタンプ

護摩木や絵馬、おみくじに押印し、ご利益を願います。

 

錦天満宮 御朱印

 

【所在地】京都府京都市中京区新京極通四条上ル中之町537
【御朱印】あり
【札所】菅公聖蹟二十五拝・洛陽天満宮二十五社順拝
【駐車場】なし
【参拝時間】開門:午前8時/閉門:午後8時30分

 

 

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