伴林氏神社(ともばやしのうじのじんじゃ)は、大阪府藤井寺市に鎮座されています。
【御祭神】
生成の神:高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
守護の神:天押日命(あめのおしひのみこと)
先導の神:道臣命(みちのおみのみこと)、大伴氏の祖神。
高御産巣日神の5代目の子孫が天押日命であり、天押日命の3代目の子孫が道臣命。
創建年は不詳とされていますが、延喜式神名帳に伴林氏神社の名が登場することから、1000年以上の歴史がある古社と思われます。
道臣命の子孫の大伴氏がこの土地に住み、祖先を祀ってきたのでしょう。
道臣命の初名は日臣命(ひのおみのみこと)と言い、神武東征において、八咫烏の先導により久米部を率いて菟田(宇陀)への道を開かれた神様です。
その功績により神武天皇から道臣という名を賜りました。
社標は近衛文麿公筆
軍事を司どった大伴氏の祖神である道臣命を祀る神社であることから「西の靖国神社」と称されます。
手水舎
境内
境内の広さは約2500坪。
拝殿
末社若宮 八幡大神
伴林氏神社 御朱印
御朱印と一緒に頂いた御由緒書きによると、伴林氏神社は昭和7年頃、道臣命を祀る全国唯一の神社として注目を浴びるようになったようです。
気になって調べた所、和歌山県にも道臣命を祀る神社、刺田比古神社(さすたひこじんじゃ)がありました。
【所在地】大阪府藤井寺市林3-6-30
【御朱印】あり
【駐車場】未確認