手力雄神社(たぢからおじんじゃ)は、奈良県奈良市橋本町に鎮座されています。
春日大社境外末社である手力雄神社。
手力雄神社は人目に付きにくい所にあるせいか、ほとんどの人が気付かずに前を通り過ぎて行きます。
そういう私も、偶然に出会えたんですけどね(笑))
手力雄神社と出会えたこの日は、近鉄奈良駅から商店街を抜け、猿沢池方面へ歩いていました。
ん・・・?
何やら歴史ある物体を発見!!
気になるので、立ち止まって見てみますと・・・。
「奈良県里程元標 奈良橋本町」と、書いてあります。
こういうの、気なっちゃうんですよね。
帰宅して調べてみますと、「県里程元標」というのは、明治時代に県の諸街道の起点として設置されていた標で、観光のシンボルにしようと復元されたようです。
さてさて、この観光シンボルが立っている場所は「高札場」と言いまして、幕府が決めた法度や掟などを木の板に書いて、人目がつくよう高く掲げられている場所です。
人目がつくように・・高札がたくさん掲げられているという事は、この場所は昔から人の往来が多く、賑やかな所であったようです。
そして・・・。お待たせしました!
高札場の横に鎮座されているのが、手力雄神社(たぢからおじんじゃ)です。
手力雄神社は奈良県奈良市橋本町にあり、春日大社からは少し離れていますが春日大社境外末社になります。
御祭神は天手力雄命。
天照大御神が岩戸隠れの際、岩戸の脇に控えて、天照大御神が岩戸から顔をのぞかせた時、天照大御神を引きずり出した神様です。
天照大御神を岩戸から引きずり出した神様ですから、力が相当に強い神様であったのでしょう。
力の神、スポーツの神、勝負運の神として信仰されています。
手力雄神社の横にある階段を上がって行きますと、興福寺南円堂があります。
【所在地】奈良県奈良市橋本町39
【御朱印】未確認
【駐車場】なし
【アクセス】近鉄奈良駅から徒歩約5分、JR奈良駅から徒歩約15分