清水寺仁王門の左手に善光寺堂(ぜんこうじどう)があります。
16世紀中頃に描かれた清水寺古図「清水寺参詣まんだら」には、この場所に六地蔵の石仏が安置され、小堂が建っていたとか。
では、善光寺堂へとご案内しましょう。
清水寺仁王門の前はたくさんの人ですが、善光寺堂へ訪れる人はほとんどいないようです。
上の写真は仁王門付近から撮った写真です。
参道から上がってきますと、左手(赤→)の場所に善光寺堂はあります。
16世紀中頃に描かれた清水寺古図「清水寺参詣まんだら」には、この場所に六地蔵の石仏が安置され小堂(地蔵院の前身)が建っていました。
また清水寺奥の院の南庭に建つ美しい御堂は、長野善光寺の本尊を勧請した善光寺如来堂だと思われます。
観音信仰が盛んになり地蔵院に如意輪観音(鎌倉時代作)が祀られ、「洛陽第十番 如意輪観世音地蔵院」となります。
明治中期の境内整理によって地蔵院と善光寺如来堂を合併し「善光寺堂」と称するようになりました。
如意輪観音坐像を中心に、向かって右側に善光寺阿弥陀仏三尊像、左側に地蔵菩薩立像が祀られています。
中央に座しておられる如意輪観音、とても素敵な如意輪観音さまでした。
堂の右手に「首ふり地蔵」があります。
このお地蔵さん、首がぐるりと360度回るのだそうです。
願い事のある方向に首をまわして拝めば願いが叶えられるといわれているようです。
ここはもしかしたら清水寺の隠れたパワースポットかも知れないですね♪
参拝客はほとんどいないので、ゆっくりお願い事をすることができると思います。
【所在地】京都府京都市東山区清水一丁目294
【御朱印】あり。清水寺の舞台裏の納経所で頂けます。
【札所】洛陽三十三観音霊場第十番。
【駐車場】なし。周辺に一時預かりの駐車場が複数あり。
【アクセス】詳細はこちら